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『親子でつくる見たこと作文』が日本教育新聞の書評に掲載されました

メディア掲載 2016.12.05

問い掛けで書く力引き出す

「見たことを書く」という手法、「見たこと作文」を取り入れることによって、作文が苦手な子どもでもさまざまな言葉を紡ぎ出すことができる。「書く喜びが読む喜びにつながり、子どもたちは、『書く力』と『読む力」の両方」を獲得し、これらの力は「一生役立つ『考える力』の土台となる」という。

著者は公立小学校教師を経験し、私塾、英語で指導する幼稚園や、私立「LCA国際小学校」を創設した。「LCA」はランゲージ、カルチャー、アクティビティの頭文字から取った。著者の教育哲学が込められている。

本書は、保護者が子どもに寄り添いながら、書くことの楽しさを共有していくためのノウハウを提供する。「見たこと作文」を完成するためのツールとして、実際に体験したことを挙げ、その体験中に何を見たかを書き込んでいける「見たことパレット」を提案、活用する。

「べつに」「フツー」と答えがちな子どもたちに、どうその場面の記憶を呼び覚まさせるか、問い掛け方の具体例と子どもとのやりとりを示しながら、子どもの書く力を引き出していく。こうした作文指導が「考える力」「会話力」、ひいてはコミュニケーション能力の高まりにつながるというのは同感である。

わが子への保護者の向き合い方の参考になるだけでなく、教室の中でどう書かせるのか、作文指導のヒントにもしてほしい。

日本教育新聞書評1205_黒枠

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転載:日本教育新聞 2016年12月5日号(14面)
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<参考>
▼LCA国際小学校
http://lca.ed.jp/